居住者は1700万人程度に 人口・出生数予測

 上海市人口計画生育委員会は17日、同市の人口・出生数予測を発表した。同予測によると、今年末、上海市居住者は1700万人となる見込み。2003年の年間出生数は8万6千人、出生率は0.5%、自然増加率はマイナス0.1%程度となる。うち上海市戸籍保有者は、人口約1344万人、年間出生数は6万3千人、出生率は0.47%、自然増加率はマイナス0.27%程度になる見込み。2004年は、市居住者の出生数は9万1千人、うち市戸籍保有者は7万4千人に上るとみられる。 

  上海市は今後、毎年1〜2回の頻度で定期的に人口・出生数予測を発表していく。また市民の家族計画について、個別のケースに応じたアドバイスを行い、人口増加による就学、就業、高齢者福祉のピークを緩和することで社会資源の一時的な不足を防ぐ。 

  今回の発表では人口・出生数予測のほか、上海市で暮らす18〜30歳の若者を対象にした、子供の数に関する意識調査の結果も発表された。調査は無作為に選んだ対象者にアンケート形式で実施。調査結果によると、希望する子供の数は平均1.1人で、「子供は1人」とした人が全体の81.47%を占めた。希望する子供の数は1983年の2.04人から2003年には1.1人に減少しており、子供を持ちたいという願望が年々薄れる傾向にあることが分かった。 

  希望する子供の数を人口グループ別に見た場合、(1)女性よりも男性の方が希望する子供の数が多い(2)高い年齢ほど高い(3)未婚者よりも既婚者の方が多い(4)高学歴・高収入者ほど多い(5)農業人口よりも非農業人口の方が多い――という5つ特徴が見られた。子供の性別については、「子供は1人」とした人の85.43%が「こだわらない」と回答。男児を望む人は6.63%、女児を望む人は7.93%で、女児を望む人の方が少し多かった。

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